SoftEther2.0 beta2サーバー(仮想HUB)
Serverの設定
接続設定の中に、サーバー管理モードと仮想HUB管理モードの2種類が用意されています。
サーバー管理モードでは、複数の仮想HUBの管理が行えます。VPN Serverの管理ショートカット又はvpnsmgr.exeを起動します。
Beta1との違いは、リストの表示がグリッド表示なったというだけですかね。
新しい接続の設定ボタンをクリックします。
接続先名を適当な名前でVHUBSに設定します。
ホスト名にlocalhostと入力するか、このコンピュータ(localhost)に接続をクリックします。
ポート番号は8888を使用します。
プロキシを使わないを選択します。
管理モードの選択とパスワードの入力では、サーバー管理モードを選択します。
Serverの初期作成時は、パスワード設定は行えないので空白のままにしておきます。
Beta2でも、相変わらずこの操作性は変わっていないようです。
これで、設定は完了です。OKボタンをクリックします。
初期インストール時にはポート番号は変更できないようです。
ポートの変更は、管理サーバー接続後にリスナーを追加して接続設定の編集を行います。
VHUBSをクリックして、接続ボタンをクリックします。
パスワードの入力を求められますが、OKをクリックします。(新規作成時は、パスワードが設定されません。)
Beta2になってまず目に付くのが、左下のローカルブリッジ設定です。
このローカルブリッジ機能を使用するには、Winpcapが必要なようでインストールするように言われます。Winpcapとは、パケットキャプチャやネットワーク解析などに使用可能なDLLです。(たぶん)
ブリッジの作成ですがBeta2からは仮想HUBと物理LANとの間でできるようになっています。
新しいローカルブリッジの定義で、ブリッジする仮想HUBとLANカードを選択しローカルブリッジを追加します。
非常に簡単にブリッジ接続が作成できます。(便利ですけど怖いですね。)
Serverの管理パスワードの設定を行います。
画面下の管理者パスワードの変更をクリックします。
任意のパスワードを設定します。
Server Managerを使った接続で接続する際、パスワード入力をしたくない場合は接続設定の編集をクリックして、管理パスワードにパスワードを設定します。
**注意:**管理者パスワードの変更は、最低限のセキュリティになります。忘れないように実行しておきましょう。と言っている私が忘れていましたので・・・
仮想HUBの新規作成
仮想HUBの作成をクリックします。
仮想HUB名やHUBの管理用パスワードを設定します。
最大同時セッション数は、使用状況に合わせて任意に設定します。
サーバーファーム設定は、現在使用できないようです。
入力が完了したら、OKをクリックします。
仮想HUBの設定
設定したい仮想HUBを一覧から選択し仮想HUBの管理をクリックします。
HUBに関する設定は全てここでするようです。
Beta2では、ここに新たな機能が追加されています。
SecureNATとDHCPです。SecureNATとDHCPサーバーは個別にON/OFFできます。
HUBを使用できるユーザーを作成します。
新規作成をクリックします。
ユーザー名、認証方法を設定します。
今回は、ユーザー名:test,認証方法:パスワード認証とします。
SSLなども使えるのでより強固なものにできそうですね。
パスワード認証の場合は、パスワード認証用のパスワードを設定します。
OKをクリックして設定は終了です。
仮想LANの作成とHUBへの接続
ダウンロードしたClientを解凍します。
Setupを実行します。
Setupが終了したら、SoftEther VPN 2.0 接続マネージャを起動します。
インストールしたばかりの状態では、仮想LANカードは作成されていないのでメニューの仮想LAN->新規仮想LANカードの作成を選択します。
仮想LANカードの名前を適当に設定します。VLAN1など互換性がうんぬんと言われますが続行します。
これで、仮想LANカードが作成されます。OS上からはLANカードが追加されたように見えています。
ネットワーク接続からIPアドレス等を設定します。
仮想ネットワーク用のIPアドレスです。
クライアント接続マネージャーに戻って、新しい接続の作成をダブルクリックします。
接続設定名を任意に設定します。HUBと同一のPCで設定しているのでホスト名にlocalhostと入力します。HUBの設定が正しく行われていれば、仮想HUB名にDEFAULTと表示されます。
仮想HUBの設定で接続ユーザーを作成する際、パスワード認証に設定してあるので認証の種類を標準パスワード認証、設定したユーザー名、パスワードを入力します。
通信の詳細は、とりあえずデフォルトにします。
作成した接続設定を選択し、メニューの接続->接続をクリックします。
オンラインになれば成功です。
しかし、なんとなく同一PCなので雰囲気がつかめないのでもう1台の仮想PCにも仮想LANカードを設定します。
新しい接続を作成するとき、ホスト名に仮想HUBが実行されている実LANカードのIPアドレスを設定します。
いまひとつ反応が悪いのですが、設定がされていれば仮想HUB名が表示されます。
後の設定は、上記設定と同じで実行可能です。
確認のためpingを打ってみます。うまく表示されれば成功です。
同一ネットワーク上なので、いまひとつピンときませんが成功とします。