[MDT]MDTで同時に複数台の端末にイメージを展開する
MDTを使って同時に複数台の端末にイメージを展開するには、マルチキャストを有効にする必要があります。設定を行っていない場合は、ユニキャストによる1対1の展開が実行されます。
マルチキャストとは
マルチキャストとは、ネットワークで特定の複数ノードに対して、1つのデータを同時に送信することです。 例えば、ビデオサーバからストリーミング配信される1つのデータを特定の複数のクライアントへ同時に送信できます。テレビ会議システムの映像や音声データ、動画配信などにおいてトラフィックを効率よく伝送するためにマルチキャストは一般的に使用されます。
MDTでマルチキャストを有効にする
DeploymentWorkbench を起動し、展開共有フォルダーの「MDT Deployment Share」を右クリックしてポップアップメニューから「プロパティ」を選択します。
[General] タブにある「Enable multicast for this deployment share (requires Windows Server 2008 R2 Windows Deployment Services)」 のチェックボックスにチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックし設定を保存します。
展開共有フォルダー(MDT Deployment Share)を右クリックし、ポップアップメニューから「Update Deployment Share」を選択します。
更新処理が実行されると Windows 展開サービス にマルチキャストの設定が作成されるので、 Windows 展開サービス を起動して確認します。
以上でマルチキャストが可能になります。