Windows10 の Wi-Fi 設定をバッチファイルで行う
複数台のパソコンに同じ設定を行う作業って手間ですよね。ここでは、バッチファイルを使った Wi-Fi の設定方法についてメモしておきます。
ざっくりした手順は、 Wi-Fi の設定が記述されたXMLファイルを用意し、バッチファイルでインポートすることで設定作業が終わります。
Wi-Fi プロファイルのエクスポート
このメモの前提条件として、SSIDが「wifi-001」,セキュリティはWPA2でセキュリティーキーを「key0123」とします。エクスポートする端末には、 Wi-Fi の設定が行われているものとします。
それでは、作業に入っていきます。
コマンドプロンプトを実行し、次のコマンドを実行します。
C:\> netsh wlan show profile
インターフェイス Wi-Fi のプロファイル:
グループ ポリシー プロファイル (読み取り専用)
------------------------------------------
<なし>
ユーザー プロファイル
-------------------
すべてのユーザー プロファイル : wifi-001
名前を指定してプロファイルをエクスポートします。
C:\> netsh wlan export profile name="wifi-001" folder=C:\work
実行すると work フォルダーに xml ファイル(Wi-Fi-wifi-001.xml)が作成されます。
作成された xml ファイルを設定したい端末へインポートして Wi-Fi の設定を行うことになります。
プロファイルの追加
Wi-Fi のプロファイルをインポートするバッチファイルを作成します。
プロファイルには、パスワードの情報が含まれないため 「set profileparameter」 コマンドを実行してパスワードを設定します。
@echo off
cd /d %~dp0
netsh wlan add profile filename="Wi-Fi-wifi-001.xml"
netsh wlan set profileparameter name=wifi-001 keymaterial=key0123 connectionmode=auto
指定できる引数は、ほかにもあるのですが今回使用しているパラメーターは次の通りになります。
- keymaterial:セキュリティーキーの設定
- connectionmode:自動接続、手動接続の設定( auto または manual )
以上でバッチファイルが完成します。