Ubuntu 22.04 LTS への Tomcat 9 をインストール

GroupSession の環境を構築するため Tomcat 9 をインストールします。

Tomcat 9 をインストールする

Ubuntu 22.04 にパッケージを使って Tomcat 9 をインストールします。 まずは、パッケージ一覧を更新しておきます。

$ sudo apt update

Tomcat をインストールします。

$ sudo apt install tomcat9 tomcat9-admin

Tomcat が自動的に起動するよう設定します。

$ sudo systemctl enable tomcat9

デフォルトのポート(8080)を開けておきます。

$ sudo ufw allow from any to any port 8080 proto tcp

ブラウザから Tomcat のインストール先（http://インストール先アドレス:8080）へアクセスし、「It Works！」と表示されれば正しく動作しています。

Web アプリケーションマネージャーを有効にする

Tomcat の状態監視やコンテキストの起動、停止、再ロード、配信解除、アプリケーションのデプロイなどが GUI で管理できる Web アプリケーションマネージャーを使えるように設定していきます。

「/etc/tomcat9/tomcat-users.xml」設定ファイルをエディタで編集します。

<tomcat-users ...>
    ...省略...
    <role rolename="admin-gui" />
    <role rolename="manager-gui" />
    <role username="tomcat" password="pass" roles="admin-gui,manager-gui" />
</tomcat-users>

ここでは、ユーザー名を「admin」、パスワードを「pass」と設定しています。設定ファイルを保存したら Tomcat を再起動します。

$ sudo systemctl restart tomcat9

任意のブラウザを起動し、アドレスに「http://インストール先アドレス:8080/manager/」と入力します。

認証画面が表示されるので、 tomcat-users.xml に設定したユーザーとパスワードを入力します。

ログインに成功すると「Tomcat Web アプリケーションマネージャ」画面が表示さ、有効になったことが確認できます。

アプリケーションの配備先は、「/var/lib/tomcat9/webapps」になるようです。