Talend ファイルを添付してメールを送信する
メール送信コンポーネント tSendMail を使って加工したデータをメールで送信するジョブを作成してみます。
ここでは、「Talend チュートリアル(How to sort a file)」で作成した並び替え後のCSVファイルを添付してメール送信を行ってみます。 データのソートまでは、「Talend チュートリアル(How to sort a file)」と同じ手順となります。
メール送信コンポーネントの配置と設定
CSVファイルのデータを並べ替えるジョブが次のように作成されているものとします。
パレットビューから「インターネット」-「tSendMail」を選択しジョブビューへコンポーネントを配置します。
データのソートジョブが成功した場合にメールを送信したいので、「tFileInputDelimited」を右クリックし、ポップアップメニューから[トリガ]-[サブジョブがOKの場合]を選択し、「tFileInputDelimited」と「tSendMail」を繋ぎます。
ジョブビュー上の各コンポーネントは、次のように繋がれているのでサブジョブが完了後メール送信されるよう設定を行っていきます。
ジョブビュー上の「tSendMail」コンポーネントを選択し、コンポーネントの設定を行っていきます。
ここでは、「宛先」、「差出人」にメールアドレス、「題名」にCustomer Sort Fileと入力し、「メッセージ」には、Helloと設定しました。
注意点としては、各項目の値を「"(ダブルクォーテーション)」で括る必要があります。
次に添付ファイルの設定を行っていきます。「添付」の部分にある「+」のボタンをクリックし、添付ファイルを指定していきます。ここでは、ソート後のファイル(c:\work\dest\customer.csv)を指定しています。
このファイルの指定も「"(ダブルクォーテーション)」で括る必要があり、「\」などはエスケープする必要があります。("c:\work\dest\customer.csv")
最後にSMTPサーバの設定を行い、ジョブの作成は完了です。
ジョブが正しく作成されていれば、ジョブの実行で並べ替え後のCSVファイルが添付されメールが送信されます。
以上でTalendによるメール送信は終了です。