パスを通す
シェルはコマンド行から入力されたコマンドの位置を知るために、path変数を使います。
環境変数 PATH に含まれている(パスが通っている)位置にあるコマンドであれば、コマンド名だけの入力で、シェルはそのコマンドを実行します。plamoの場合、基本となるパスは/etc/login.defsのENV_PATHで設定されています。
PATH=/usr/local/bin:/bin:/usr/bin
使用するシェルによって、bashの場合は/etc/profileに設定されています。
PATH="$PATH:/usr/X11R6/bin:/usr/local/netpbm:$OPENWINHOME/bin:/usr/games/bin:/usr/games"
tcsh/cshの場合/etc/csh.loginに設定されています。
set path=($path /usr/X11R6/bin /usr/local/netpbm $OPENWINHOME/bin/usr/games/bin /usr/games )
上記の基本となるパス($PATHや$path)に、それ以降のパスが追加されています。
現在ログインしているユーザのパスを確認する時は
~$ echo $PATH
とすれば表示されます。
ユーザが現在のパスに、常時利用したいパスを追加するには以下の方法を使います。
- /etc/profileや/etc/csh.loginにroot権限で直接編集する。
- bashの場合は、~/.bashrcにPATH="$PATH:<追加したいパス名>"と追記設定する。
- tcshの場合は、~/.tcshrc にset path = ($path <追加したい path 名>)と追記設定する。
追加の設定をすぐに有効にしたい時は、
~$ source .bashrc(または、.tcshrc)
を実行します。
現在のパスに、一時的に追加したいパスを設定するには、
bashの場合、~$ export PATH="$PATH:<追加したいパス名>"
tcshの場合、~% set path = ($path <追加したい path 名>)を実行します。