Debian GNU/Linux 4.0(etch)にntpdateをインストール
NTPサーバーを使って時刻を合わせる方法に、ntpdとntpdateがあります。
ntpdは、常駐するプロセスでNTPサーバの時刻へ徐々に合わせていきます。 ntpdateは、NTPサーバーの時刻に一足飛びで合わせます。
ntpdateをインストール
ntpdateをインストールします。
# aptitude update
# aptitude install ntpdate
インストールが完了したら/etc/default/ntpdateのNTPSERVERを修正します。
設定ファイルのバックアップを取り、お好みの設定へ修正します。
# cp /etc/default/ntpdate /etc/default/ntpdate.org
# vi /etc/default/ntpdate
「NTPSERVERS」へntpサーバーをスペースで区切って追加します。
NTPSERVERS = "clock.nc.fukuoka-u.ac.jp ntp1.jst.mfeed.ad.jp ntp.ring.gr.jp"
etchでは、ntpdateをインストールすると「/etc/network/if-up.d/ntpdate 」へスクリプトが 作成されます。これは、起動時(ネットワーク)に時刻合わせをするよう設定されています。
「/etc/network/if-up.d/ntpdate」のスクリプトを実行して動作確認を行います。
# /etc/network/if-up.d/ntpdate
# tail /var/log/syslog
定期実行
「/etc/crontab」に次のように設定されていることを確認します。
17 * * * * root cd && run-parts --report /etc/cron.hourly
次に1時間ごとに時刻合わせを実行するスクリプトを作成します。
# vi /etc/cron.hourly/ntpdate
-- 次のように作成
#!/bin/sh
/etc/network/if-up.d/ntpdate
パーミッションを変更します。
# chmod 744 /etc/cron.hourly/ntpdate
一応、動作確認を行います。
# /etc/cron.hourly/ntpdate
#
ntpdとntpdate
ntpdateをインストールすると「/etc/network/if-up.d/」へスクリプトが作成されることから、 起動時にntpdateで時刻をあわせ、稼動時はntpdで徐々に補正していくという使い方なのでしょうか。