Web コンテナ
Java 言語を使って作成した Web アプリケーションを動作させるには、 Web サーバと Web コンテナが必要となります。 Tomcat は、どちらの機能も持った実行環境でサーブレットを動作させるために使われます。
実運用では、 nginx などの Web サーバと Web コンテナとしての Tomcat を組み合わせて使われます。
開発を行うには、 Tomcat のみで行うことができます。Windows への Tomcat のインストールは、「Windows 10 へ Tomcat 9.0.29 をインストールする」で紹介しています。
Web コンテナとは?
Java で作られた Web アプリケーションを動かすには、それ用の実行環境が必要になります。この実行を担うのが Web コンテナで J2EE (Java EE)が組み込まれたものとなります。 J2EE とは、「Java Platform, Enterprise Edition」の略で企業用の大規模開発向けセットと位置付けとなっており、 Servlet などの Web 開発でも使用できる API や EJB (ビジネス・ロジックのコンポーネント)などが提供されています。
Web コンテナとは、J2EE (Java Platform, Enterprise Edition) の Web コンポーネント標準規格を実装した実行環境ということになります。
Java で作られた Web アプリケーションが動作するイメージは、次のようになります。
リクエストに応じて、作成したサーブレットや JSP を Web コンテナが処理し順次クライアントへと返していきます。
ちなみに Tomcat 9.0.29 では、 Servlet 4.0 や JSP 2.3 に対応しています。