変数(変数宣言と代入)
プログラミングにはつきものの Java の「変数」について見ていきます。
変数宣言
Java のプログラム中で変数を使うためには、はじめに「変数の宣言」というものを行います。
変数を使うには名前(変数名)をつける必要があり、この変数の名前のことを識別子とも言います。また、変数には扱いたいデータの種類によってデータ型を指定します。この2つを使用して、変数宣言は次の書式で宣言します。
データ型 変数名;
プログラムで使用する実際の例は、次のように記述します。
int age;
//複数の変数を同時に宣言することもできます。
long x, y;
char z;
変数名は、自由につけることができますが次の規則があります。
- 先頭文字に数字は使えない
- 文字数制限はない
- 大文字と小文字は区別される
- 予約語は使えない(Java プログラムで予約されている char や for など)
これらの規則は Java としての制限ですが、名前についてはわかりやすく付けるなどお好みのコーディング規約に従って作成することが望ましいです。(例えば、Google Java Style)
変数へ値の代入
変数の役割は、さまざまな値を変数に保持し値を入れたり取り出したりすることができます。ここでは変数宣言した変数に値を格納する方法をみていきます。
変数に値を格納することを変数に値を代入するといい、次の書式で記述します。
変数 = 値;
プログラムで使用する実際の例は、次のように記述します。
int age;
age = 30;
char z;
z = 'A';
上記例では、変数「age」に30という整数を代入し、変数「z」に「A」という文字を代入しています。
代入がどのように動作するのか、次のプログラムで確認してみます。
public class Sample
{
public static void main(String[] args)
{
int age;
age = 30;
System.out.println(age);
}
}
この例では、 println メソッドに変数「age」を渡しています。変数「age」には、30という整数が代入されており println メソッドは変数「age」にセットされた値を取出し出力することから実行結果は、30と出力されることになります。
変数へ値を代入する方法は他にもあり、宣言と同時に代入することもできます。
int age = 30;
変数へ値を代入するために 「=」(代入演算子) を使いましたが、 「=」 と他の演算子を組み合わせて代入する方法もあります。これらの代入については、別途まとめてみたいと思います。