EclipseでJavaのライブラリを使うには?
ライブラリを使おうとしたとき、Eclipseではどのようにするのでしょうか?
ここでは、Eclipseでライブラリが使えるようになるまでをまとめます。
ライブラリの提供方法
Javaでのライブラリは、JARファイルという形で提供されます。
JAR(Java Archiveの略)ファイルは、複数のJavaバイトコードをZip形式で1つにまとめたファイルとなります。JARファイルについては、別の機会にもう少し調べていきたいと思います。
ライブラリの提供は、公開されているリポジトリ(Maven Central Repository)やその他サイトからダウンロードすることで入手することができます。
ライブラリの入手方法
ライブラリを手に入れるには、いくつかの方法がありますが、ここではライブラリを公開しているサイトからダウンロードして入手する方法を見ていきます。
例えば、Apache Commons IOライブラリを使用する場合、「Download Apache Commons IO」へアクセスします。
表示されたダウンロードページから「commons-io-2.5-bin.zip」をダウンロードします。
ダウンロードした「commons-io-2.5-bin.zip」ファイルを解凍すると、その中に「commons-io-2.5.jar」ファイルがあります。 これが、ライブラリの本体となります。余談ですが、このcommons-io-2.5.jarファイルもZip形式で固められていますので中を確認すると複数のclassファイルが確認できます。
Eclipseの設定
特にルールはないようですが、プロジェクトの直下に「lib」というフォルダを用意するケースがよく見られましたので、今回はプロジェクトの下に「lib」フォルダーを作成します。
まず、プロジェクトを選択し[New]-[Folder]をクリックします。
フォルダ名に「lib」と入力し、Finishボタンをクリックします。
Eclipse上の作成したフォルダにcommons-io-2.5.jarファイルをドロップします。
ドロップスると次のダイアログが表示されるので、コピーを選択します。
※エクスプローラーなどでファイルをコピーした場合、プロジェクトをリフレッシュ(F5キー又はプロジェクトを右クリックしてリフレッシュ)することでEclipse上の表示を更新できます。
ライブラリを使えるようにするには、ライブラリがどこにあるかを示す必要があります。 そのために、プロジェクトを右クリックし、表示されたメニューからプロパティーをクリックします。
表示されたプロパティーのリストから「Javaのビルド・パス」を選択し、「ライブラリ」タブをクリックします。 画面右の「Jar 追加」ボタンをクリックし、Jar選択ダイアログを表示します。
libフォルダを選択し使用するjarファイルを選択します。
作業画面に戻ると参照ライブラリーに選択したjarファイルが追加されています。
これでライブラリを使う準備が整いました。