【DIY】ペンケースを作る(成功編)
以前失敗したペンケースが、ようやく友人にお届けできるクオリティーになりました。完成したのは、少し前なのですが使った感じも「ちょうど良い」とのことで満足しております。
今回の出来上がりは、
今回使用した材料は次の通りです。友人へのプレゼントということで、材料にもこだわってみました。
- エルバマット 2mm
- エルバマット 1mm
- YKK EXCELLA ファスナー(3号)
ファスナーペンケースを作る
今回は、2つ同時に作っていきます。ファスナーも様々なメーカー・種類があり、 YKK EXCELLA ファスナーを三協ファスナーから購入しました。(調達には、かなりのL/Tが必要です。)
材料もそろったので作業を進めていきます。まずは、マチの型紙より少し大きめのサイズで裁断して床面をトコノールで磨いていきます。
裁断した革に型紙を合わせてケガいていきます。
菱錐りを使ってケガいた穴位置に合わせて、穴を開けていきます。この時の穴の向きは本体と張り合わせるため反対の角度で開けていきます。
本体部分を型紙に合わせてケガいていきます。
ケガいたサイズより少し大きめに裁断し、トコノールを使って床面を磨いていきます。
ケガキ線に合わせて本体部分を切り出し、菱目打ちを使って穴を開けます。
2つ同時進行ですので、もう一つもこんな感じに裁断しています。裁断した本体部分のコバにフチ捻を使ってラインを入れていきます。
正解がわかりませんが、メリハリがついた気がします。この作業は、特にライムの革が温度によって黒く変色するため、どのくらいの温度で捻を入れるのがよいのか悩みました。
コバと床面(コバの周囲)にロウを塗って、革をしめていきます。この革は、オイルを含む量が多いためか革の色のせいかロウがしみ込んだという感じにはなりませんでした。
本体部分の加工が終わったので、ファスナーを必要な長さに調整します。
上止めと下止めを取り付けるよう、ファスナーの務歯(ムシ)を外していき必要な長さに調整していきます。
テープ部分を折り曲げられるくらい残し、下止めを取り付けます。
余分なテープ部分を折り曲げ、接着しておきます。(木型は、試作時の高さが小さかったため 2mm ほど大きくしました。)
テープの折り曲げは、次のように処理しています。
ファスナーの表面にゴムノリを塗り乾かします。木型の方には、両面テープを貼ってファスナーを貼り付けます。今回は、 R の部分を大きくしたため菊よせも少しやりやすくなり、後で縫っていくときも少し楽になりました。
本体部分の革をファスナーに合わせて貼っていきます。しっかり貼り付けたらファスナー部分の端から縫っていきます。
本体が縫い終わると後はマチの部分です。今回は、革の厚さを2mmにしたことによりほどよいハリがありいい感じです。
マチの取り付け部分にゴムノリを塗っていきます。縫い穴をうまく合わせる方法があるとよいのですが今後考えたい部分です。
マチを縫い付け、はみ出した革を切り取りペーパーで磨いたら、ほぼ完成です。
ファスナー部分に引き手をつけて完成です!!
ライムの方は、プレゼントですので箱も作ってみましたが、これはコストに合わない気がします。
試作を重ねたこともあり、満足のいくものができました。