パッケージマネージャー pacman の使い方
Arch Linux では、ソフトウェアのインストール、更新、削除、依存関係の管理をまとめて行てくれるパッケージマネージャーが pacman になります。
他のディストリビューションでいう yum や apt にあたります。
リポジトリデータベースの最新情報と同期
リポジトリデータベースの最新の情報と同期するには 「-Sy 」オプションを指定します。apt でいう 「 apt update 」になります。
$ sudo pacman -Sy
「 -Syy 」と y を 2 つにすると、強制的にリモートの最新情報を取りに行きます。
$ sudo pacman -Syy
「 -Syyu 」と指定すると同時にソフトウェアのアップグレードを実行します。「 apt upgrade 」のイメージでしょうか。
パッケージのインストール
パッケージのインストールには「 -S 」オプションと「パッケージ名」を指定します。「 apt install 」に相当します。
$ sudo pacman -S パッケージ名
複数のパッケージを同時に指定してインストール場合は、パッケージ名をスペースで区切って指定します。
$ sudo pacman -S パッケージ名 パッケージ名
パッケージのアンインストール
パッケージのアンインストールには「 -R 」オプションを指定します。
$ sudo pacman -R パッケージ名
インストール済みのパッケージを検索する
ローカルにインストールしたパッケージを検索するには「 -Qs 」を指定します。
$ sudo pacman -Qs パッケージ名
例えば、 vim を検索すると次のように出力されます。
$ sudo pacman -Qs vim
local/vim 9.1.1376-1
Vi Improved, a highly configurable, improved version of the vi text editor
local/vim-runtime 9.1.1376-1
Vi Improved, a highly configurable, improved version of the vi text editor (shared runtime)