時間が9時間進む(hwclock,rcS)
テスト中の環境で時間が9時間進んで表示されてしまいました。(VMWare:Debian(etch))
# date
Mon Feb 11 18:46:41 JST 2008
Debian(etch)の場合、起動時にハードウェアクロック(BIOS)とシステムクロックを合わせるため **「/etc/init.d/hwclockfirst.sh」**が実行されます。
**「/etc/init.d/hwclockfirst.sh」を見ると、ハードウェアークロック(BIOS)が UTCであるかローカルタイムであるかの設定は、「/etc/default/rcS」**に記述されていることが わかります。
ローカルタイムを使用するようにするには、**「/etc/default/rcS」**を 次のように修正します。
# vi /etc/default/rcS
UTC=no
システム終了時には、システムクロックをハードウェアークロック(BIOS)として反映しているようなので、 シャットダウン後ハードウェアークロックを修正する必要もあります。
hwclockの確認
hwclockが、UTCかローカルタイムのどちらを使用したかを知る方法として、「/etc/adjtime」を 見る方法があります。
hwclockコマンドを実行すると、「/etc/adjtime」が作成されるので、 「/etc/adjtime」の3行目にLOCALとあれば、ローカルタイムで、UTCとあればUTCでの設定となります。
hwclockのオプション
例:
# hwclock --hctosys --localtime
- –hctosys:システムクロックを現在のハードウェアクロックに合わせる。
- –systohc:ハードウェアクロックを現在のシステムクロックに合わせる。
- –utc:ハードウェアクロックがUTCであることを示す。
- –localtime:ハードウェアクロックがローカルタイムであることを示す。