初期化パラメータファイルの確認[pfile or spfile]
作成済みのOracle環境が、pfileで運用されているのかspfileで運用されているのか確認する方法についてまとめます。
確認環境:Oracle9i[Release 9.2.0.1.0]
初期化パラメータファイルの確認
作成済みの環境が、pfileで運用されているのかspfileで運用されているのか確認するには、次のように実行します。
SQL> show parameter spfile
NAME TYPE
------------------------------------ ----------------------
VALUE
------------------------------
spfile string
%ORACLE_HOME%\DATABASE\SPFILE%
ORACLE_SID%.ORA
パスが表示されていれば、spfileでの運用となります。
pfile(静的初期化パラメータファイル)は、テキストファイルを直接編集できます。ただしpfileの場合、変更を反映するにはOracleのインスタンスを再起動する必要があります。(一部のパラメータは、インスタンスが起動中でも変更可)
spfile(永続パラメータファイル)は、インスタンスが起動していてもALTER SYSTEM文を使用してパラメータ値を変更することができます。
設定を変更してみる(DISPATCHERSを変更する)
DISPATCHERSを変更する場合、CREATE SPFILEを使用する必要があります。
共有サーバ接続でのOracle停止ができない(ORA-00106)ためsqlnet.oraにUSE_DEDICATED_SERVER=onを追加します。次にtnsnames.oraにSERVER=dedicatedを追加し専用サーバで接続します。
次に、念の為pfileのバックアップを作成し、pfileからspfileを作成します。
SQL> shutdown
SQL> create pfile from spfile
--------------------------------
テキストエディタでDISPATCHERSを修正
SQL> create spfile from pfile
SQL> startup
以上で設定が完了します。