GLAN Tankでsmartmontoolsを使ってHDD診断

メモ:  Category:kuro_box

RAIDにしたとはいえハードディスクが壊れるのに気づかなければ同じこと!

ハードディスクは、安くなってきているとはいえ高価な消耗品です。RAIDにしたことにより 少しはデータを保護できますが、ここでは、もうひとがんばりしてS.M.A.R.T.で定期的に ハードディスクを診断してみようと思います。

S.M.A.R.T.とは?

S.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)とは、ハードディスク 自身が持っている自己診断機能です。ハードディスク自身からエラーの情報やハードディ スクの状態(例えば温度など)が取得できるため、事前にハードディスクの故障対策を考える ことができるようになります。

smartmontools

ハードディスクが提供してくれるSMART情報を取得するツールがsmartmontoolsです。 このツールを使うことで、ハードディスクの情報を取得し、問題が起こっている場合、 メールを送信するといったことができます。

GLAN Tankにsmartmontoolsをインストール

GLAN Tankに収めたハードディスクは、HDT722525DLAT80(Deskstar T7K250)を2台です。

# apt-get update
# apt-get install smartmontools
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了
推奨パッケージ:
  mailx mailutils
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  smartmontools
アップグレード: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 0 個、保留: 15 個。
224kB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に追加で 549kB のディスク容量が消費されます。
取得:1 http://ftp.debian.org sarge/main smartmontools 5.32-3 [224kB]
224kB を 3s で取得しました (62.9kB/s)
未選択パッケージ smartmontools を選択しています。
(データベースを読み込んでいます... 
       現在 10655 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
(.../smartmontools_5.32-3_arm.deb から) smartmontools を展開しています...
smartmontools (5.32-3) を設定しています ...
Not starting S.M.A.R.T. daemon smartd, disabled via /etc/default/smartmontools

これでsmartmontoolsのインストールは、終了です。

GLAN Tankでsmartmontoolsを使う

インストールが完了したのでとりあえず、SMART情報を表示してみます。SMART情報を 表示するには、smartctlを使用します。引数の -a は、すべての情報を表示オプションに なります。

# smartctl -a /dev/hda
smartctl version 5.32 Copyright (C) 2002-4 Bruce Allen
Home page is http://smartmontools.sourceforge.net/

=== START OF INFORMATION SECTION ===
Device Model:     HDT722525DLAT80
Serial Number:    VD041BT4DT6DBK
Firmware Version: V44OA96A
Device is:        Not in smartctl database [for details use: -P showall]
ATA Version is:   7
ATA Standard is:  ATA/ATAPI-7 T13 1532D revision 1
Local Time is:    Wed Mar 22 22:30:29 2006 JST
SMART support is: Available - device has SMART capability.
SMART support is: Disabled

SMART Disabled. Use option -s with argument 'on' to enable it.

今回、GLAN Tankに収めたハードディスクはデフォルトでSMARTが有効になって いないため、まず -s オプションを指定してSMARTを有効にします。

# smartctl -s on /dev/hda
smartctl version 5.32 Copyright (C) 2002-4 Bruce Allen
Home page is http://smartmontools.sourceforge.net/

=== START OF ENABLE/DISABLE COMMANDS SECTION ===
SMART Enabled.

SMARTを有効にした後で、もう一度すべて表示してみます。

# smartctl -a /dev/hda

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