GLAN Tankでfetchmailの設定
.fetchmailrcの設定は、大きく分けて「global options」「server options」「user options」の 3つに分かれています。
この設定は、ユーザーオプションより前にサーバオプションを書かなくてはいけないといった ルールがあります。
fetchmailの設定
fetchmailの設定ファイルはユーザーのホームディレクトリに .fetchmailrc という名称で作成します。 ユーザー名やパスワードを記述するため、パーミッションは自分だけが編集参照できるよう「 0600 」 に変更しておきます。
set postmaster admin // エラーメールの送信先
set no bouncemail // エラーメールを送信者に転送しないようにする
defaults
no mimedecode // メールをデコードしないようにする
keep // メールをサーバに残すようにする(削除する場合:flush)
poll pop3.hoge.or.jp // POP3サーバ
protocol pop3 // 受信プロトコル
user メールユーザー名 // メールユーザー
password パスワード // メールパスワード
smtphost localhost // ローカルのsmtpへフォワードする
is ローカルユーザー名 here // フォワードするユーザー名
poll mail.hoge.or.jp
protocol pop3
user メールユーザー名
password パスワード
smtphost localhost
is ローカルユーザー名 here
設定後、正しく設定されたか確認をします。確認が終るまでは、サーバにメールを残すように設定しておきます。
確認する前に、事前に対象となるサーバにメールを用意しておきます。メールを用意したら次のように実行します。
$ fetchmail
1 通のメッセージがアカウント XXXXX , サーバ pop3.hoge.or.jp 宛に届いています。 (1168 バイト)
XXXXX@pop3.hoge.or.jp 宛に届いた 1 番目のメッセージ(全部で 1 通)を読み込んでいます (1168 バイト) .
サーバからメッセージを削除しませんでした。
fetchmailで取得済みのメールを取得しないようにする
keepに指定していた場合、毎回サーバにあるメールを受信してしまう場合があります。 これを取得済みのメールを取得しないようにするには、uidl又はno fetchallを指定します。
uidlは、サーバーオプションです。
no fetchallは、ユーザーオプションです。