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font-family

フォントファミリ名と一般的なファミリ名の優先順リストを指定するプロパティです。

プロパティ

[[<family-name> | <generic-family>],]* [<family-name> | <generic-family>] | inherit
初期値 UAの実装に依存
適用対象 すべての要素
継承性 あり
パーセント値 適用不可
メディアグループ visual

値には、次のものが指定できます。

<family-name>
フォントファミリーを指定します。空白類文字が含まれる場合、引用符で括る必要があります。
個別のフォントファミリー名を指定することができますが、
一般フォントファミリー(generic font family)と呼ばれるキーワードで指定することもできます。
<generic-family>
一般フォントファミリ名が指定できます。
これらの一般フォントファミリ名はキーワードのため、引用符で括ることはできません。

フォントファミリ(font family)とは、デザインの一貫性を保つために組み合わせて用いられるフォントの集合のことです。
例えば、Verdanaというフォントファミリには、通常体のほかにVerdana BoldやVerdana Italicなどの
別々にデザインされた書体のフォントが含まれています。

font-style

フォントファミリの中から通常体、イタリック体(italic)、斜体(oblique)を指定するプロパティです。

プロパティ

normal | italic | oblique | inherit
初期値 normal
適用対象 すべての要素
継承性 あり
パーセント値 適用不可
メディアグループ visual

値には、次のものが指定できます。

normal
標準のスタイルです。
italic
イタリック体です。
oblique
オブリーク体です。

font-variant

スモールキャピタルのフォントを要求するプロパティです。

プロパティ

normal | small-caps | inherit
初期値 normal
適用対象 すべての要素
継承性 あり
パーセント値 適用不可
メディアグループ visual

値には、次のものが指定できます。

normal
通常体のフォントを要求します。
small-caps
スモールキャピタルのフォントを要求します。
スモールキャピタルフォントが存在しない場合、通常の大文字を使ったり、
大文字を小文字の高さにして表示してもよいとされています。

font-weight

フォントの太さ(ウェイト)を指定するプロパティです。

プロパティ

normal | bold | bolder | lighter | 100 | 200 | 300 | 400 | 500 | 600 | 700 | 800 | 900 | inherit
初期値 normal
適用対象 すべての要素
継承性 あり
パーセント値 適用不可
メディアグループ visual

値には、次のものが指定できます。

100、200、300、400、500、600、700、800、900
フォントの太さを相対的に指定します。数字が大きいほど太く、400 が標準の太さです。
normal
標準の太さである 400 と同じ意味です。
bold
太字である 700 と同じ意味です。
bolder
継承したフォントよりも太いフォントに割り当てられた最も近いウェイトを指定します。
継承したフォントのウェイトが 900 の場合は変更しません。
lighter
継承したフォントよりも細いフォントに割り当てられた最も近いウェイトを指定します。
継承したフォントのウェイトが 100 の場合は変更しません。

font-stretch

フォントファミリの中から希望する字幅のフォントを要求するプロパティです。

プロパティ

normal | wider | narrower | ultra-condensed | extra-condensed |
condensed | semi-condensed | semi-expanded | expanded | extra-expanded |
ultra-expanded | inherit
初期値 normal
適用対象 すべての要素
継承性 あり
パーセント値 適用不可
メディアグループ visual

値には、次のものが指定できます。

文字の幅の狭い順に並べると、次のようになります。

  1. ultra-condensed
  2. extra-condensed
  3. condensed
  4. semi-condensed
  5. normal
  6. semi-expanded
  7. expanded
  8. extra-expanded
  9. ultra-expanded

wider/narrowerキーワードの場合、継承した値と同じかそれよりも広く/狭くなります。

font-size

フォントサイズ(大きさ)を指定します。

プロパティ

<absolute-size> | <relative-size> | <length> | <percentage> | inherit
初期値 medium
適用対象 すべての要素
継承性 あり
パーセント値 親要素のフォントサイズに対する割合
メディアグループ visual
<absolute-size>
キーワード指定でユーザエージェント依存のフォントサイズを指定します。
キーワードは、次の 7 種類でCSS2 では 1.2 倍ずつ大きくなります。
  1. xx-small
  2. x-small
  3. small
  4. medium
  5. large
  6. x-large
  7. xx-large
<relative- size>
親要素のフォントサイズに関連して解釈されます。
親要素に対して、'smaller' は一段階小さく、'larger' は一段階大きくします。
<length>
長さを指定します。負の数は不正です。定義は別項参照
<percentage>
親要素のフォントのサイズを 100% として計算します。
120% は 1.2em と同じ意味です。負の数は指定できません。

font-size-adjust

プロパティ

<number> | none | inherit
初期値 none
適用対象 すべての要素
継承性 あり
パーセント値 適用不可
メディアグループ visual

font

fontは、フォントに関連するプロパティをまとめて設定することができるプロパティです。
'font-stretch','font-size-adjust' は、省略プロパティ 'font' では指定できません。

プロパティ

[[<'font-style'> || <'font-variant'> || <'font-weight'> ]? <'font-size'> [ / <'line-height'> ]? <'font-family'> ]
| caption | icon | menu | message-box | small-caption | status-bar | inherit
初期値 個々のプロパティで定められた初期値
適用対象 すべての要素
継承性 あり
パーセント値 font-size と line-height のみ指定可
メディアグループ visual

値は、<'font-style'>,<'font-variant'>,<'font-weight'>,<'font-size'>,<'line-height'>,<'font-family'>参照

システムが使用しているフォントを使用する方法が次の値です。

caption
ボタンなどのコントロールで使われているフォントです。
icon
アイコンで使われているフォントです。
menu
メニューで使われているフォントです。
message-box
ダイアログボックスなどで使われているフォントです。
small-caption
小さなコントロールで使われているフォントです。
status-bar
ステータスバーで使われているフォントです。

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